Skip to Content

新しい地政学的時代を迎え、データ主権が重大なビジネス・リスクに

不確実性と脅威が高まるなか、世界の業界リーダーの大半がデータ戦略を見直し始めていることが最近の調査で明らかに
新しい地政学的時代を迎え、データ主権が重大なビジネス・リスクに

2025 年 10 月 2 日

世界で最も先進的なデータ・ストレージ・テクノロジーとサービスを提供する IT のパイオニアであるピュア・ストレージ(NYSE: PSTG)は本日、シドニー工科大学(UTS)との共同調査によるデータ主権に関する新たなインサイトを発表しました。地政学的な不確実性の増大と規制の強化により、データ主権が、単なるコンプライアンス上の課題から、競争力、イノベーション、顧客の信頼に影響を及ぼす重大なビジネス・リスクへと変容したことが明らかにされています。

世界 9 か国における業界リーダーを対象に定性的なパルス調査を実施したところ、データ主権対策を講じないことによるリスクについて、一致した懸念が示されました。

  • 100% が、データ主権リスク(サービスの中断を含む)により、データの所在を意識するようになったと回答
  • 92% が、地政学的な変化がデータ主権リスクを高めていると回答
  • 92% が、データ主権への不十分な対応は、レピュテーションの損失につながるおそれがあると回答
  • 85% が、対策を講じなければ最終的に顧客の信頼を失うと回答
  • 78% が、複数のサービス・プロバイダの採用、ソブリン・データセンターの導入、契約時のガバナンス条項の強化などのデータ戦略を既に実施していると回答

本調査により、サービス中断のリスク、外国からの影響力への懸念、強化される規制などの条件が重なり、企業や国家に前例のないリスクが発生する極めて重大な問題であることが明らかになっています。データ主権リスクにプロアクティブに対応しなければ、収益の損失、法令違反の罰則、回復不能なレベルの、ステークホルダーの信頼喪失に直面するおそれがあります。

データ主権リスクの管理

データ主権に関する課題の解決策は、全てのパブリック・クラウド・サービスから離脱するか、データ主権に関連するあらゆるリスクを無視するかの二者択一ではありません。ピュア・ストレージは、現在の戦略的目標をより合目的な観点から評価しなおすことを推奨します。そのためには、リスク環境を分析して最も重要かつ秘匿性を要するサービスとデータセットを特定し、そのワークロードをソブリン環境に移行させると同時に、重要度の低いものにはパブリック・クラウドを利用するという、プロアクティブで緻密なプロセスが必要です。このようなバランスの良いアプローチにより、コンプライアンスと制御を維持すると同時に、今日の激変する経営環境を勝ち抜くためのイノベーションと俊敏性を確保できます。

エグゼクティブの声

「私たちは、英国の国民保健サービスからオーストラリアの税務局まで、世界中のお客さまの持つ守秘性の高いエンドユーザー・データを扱っています。データ主権は、お客さまと私たちにとって極めて重要な課題であり、契約書への記載も求められています。ピュアのサポートにより、世界各地のデータセンターで、データ主権が確保されたエンタープライズ・データ・クラウドの提供が可能になりました」The Access Group  アジア太平洋地域リージョナル・テクノロジー・ディレクター ロルフ・クロルケ(Rolf Krolke)氏

「モダンで現実的なデータ主権戦略を持たないことによる影響は深刻です。信頼の喪失、経済的損失、競争上の不利など、無視できない結果が生じかねません。ピュア・ストレージは、データ主権の対応にハイブリッドなアプローチを推奨します。ワークロード全体のリスク評価を実施した後に、重要なワークロードは自社の管理下に置き、残りはパブリック・クラウドを活用します。バランスの取れた戦略は、イノベーションを停滞させずにレジリエンスを維持し、リスク低減を最適化します」

ピュア・ストレージ インターナショナル CTO
アレックス・マクマラン(Alex McMullan)

ピュア・ストレージは、戦略的なリスク評価、イノベーションを活かしたハイブリッドな主権対策、規制の強化に対応するプロアクティブな体制が、データ主権対応に欠かせないと考えています。ピュア・ストレージの視点について詳しくは調査レポートで解説しています。データ主権の概念が世界的に注目されつつある現状を考慮すると、優位性の確保には、ただちに行動を起こすことが必要です。

「調査結果は、早急な対処の必要性を示しています。インタビューにご協力いただいた方々の所属する組織は、例外なくデータの保管場所の見直しを始めています。データ主権対策がもはや組織の存続に不可欠な課題であることは明白です」シドニー工科大学 持続可能な未来研究所  リサーチ・ディレクター ゴードン・ノーブル(Gordon Noble)氏

「データ主権は、技術上の課題から、重要な経営上の課題へと変化しています。重要なデータとサービスの所在地に注意を払わない組織は、サービスの中断、規制違反、レピュテーションへの影響のリスクに直面します。IDC では、長期的な事業継続性と信頼性の確保において、データ主権への対応が、2025 年以降の戦略的優先事項の 1 つになると予測しています。データ・レジリエンス、制御、戦略的自律性を強化する実践的な戦略への注力により、依存性、脆弱性の露出などのリスクを最小化できます」IDC ヨーロッパ  クラウド・データ管理部門 シニア・リサーチ・ディレクター アルチャナ・ヴェンカトラマン(Archana Venkatraman)氏

調査について

本調査は、ピュア・ストレージがシドニー工科大学に委託し、2025年7月から8月にかけて、世界 9 か国の産業界および研究機関の専門家と実務者に対し、インタビューによる定性調査を実施したものです。

対象国は、オーストラリア、フランス、ドイツ、インド、日本、ニュージーランド、シンガポール、韓国、英国で、データ主権への対応が既にビジネスの成功における重要な要素となっている国の中から、規制環境と地政学的状が異なる国が選択されています。

関連リソース

ピュア・ストレージについて

ピュア・ストレージ(NYSE:PSTG)は、規模を問わずあらゆるデータを保存・管理・保護する、最先端のデータ・ストレージ・プラットフォームを提供しています。ピュア・ストレージは、究極のシンプルさと柔軟性により、お客さまにおける時間、コスト、エネルギーの節約を可能にします。さらに、AI からアーカイブまで、ユースケースを問わず、オンプレミス、クラウド、ホステッドを含む複合環境を単一の統合型ストレージ・アズ・ア・サービス(STaaS)プラットフォームでサポートし、一貫性のあるクラウドライクなエクスペリエンスを提供します。ピュア・ストレージのプラットフォームは、お客さまのニーズの変化にあわせて進化する Evergreen アーキテクチャを基盤としており、計画的ダウンタイム「ゼロ」を保証し、常に最新のイノベーションを提供します。ピュア・ストレージのお客さまは、容量と処理能力の拡張と同時に、CO2 排出量とエネルギー消費量の大幅な削減を実現しています。ピュア・ストレージは、お客さまに愛される企業であることを自負しており、このことは、NPS 顧客満足度調査における業界トップ企業の 1 社としての長年の高評価にも表れています。ピュア・ストレージについて詳しくは、こちらをご覧ください。

Pure Storage、「P」のロゴは、米国およびその他の国における Pure Storage, Inc. の商標または登録商標です。 また、purestorage.com/trademarks に掲載されているピュア・ストレージの商標リストにあるマークは、Pure Storage, Inc. の登録商標です。このプレスリリースの全ての商標または名称は、それぞれの権利者に帰属します。

ピュア・ストレージのソーシャル・ネットワーク

ブログ | Facebook | YouTube

本件に関するお問い合わせ
ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社
マーケティング・ディレクター 能戸
このブラウザは現在サポートされていません。

古いブラウザには、セキュリティ・リスクが存在する場合があります。ピュア・ストレージの Web サイトをより快適にご利用いただけるよう、最新のブラウザにアップデートしてください。