オールフラッシュで
1,200 台の仮想デスクトップをストレスのない快適な環境に
2019年4月25日
データを通じたイノベーションでより良い社会の構築に貢献する、オールフラッシュストレージのリーダーであるPure Storage, Inc.の日本法人であるピュア・ストレージ・ジャパン株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 田中 良幸 以下ピュア・ストレージ)は、近畿労働金庫(大阪府大阪市西区、理事長 石村 龍治 以下 近畿ろうきん)が、ピュア・ストレージの「FlashArray//mR2」を採用し、データの圧縮率の大幅な向上を可能にするとともに、デプロイメント時間の短縮を実現しました。今後は、さらにピュア・ストレージの製品導入範囲を増やし、庫内ユーザーにより良い環境の提供を見込んでいます。
近畿ろうきんは、滋賀・奈良・京都・大阪・和歌山・兵庫の近畿2府4県を営業エリアとする、労働者のための福祉金融機関で、同エリア56店舗で1,200台のPCを全てVDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ)化し一括管理しています。職員の使い勝手を重視しVDIをフルクローンで提供していますが、パッチを当てる作業やデプロイメントにかかる時間や手間が課題となっていました。
VDIを3世代目に移行する際に、処理能力の向上を目指しストレージのオールフラッシュ化が検討されました。複数のオールフラッシュストレージを比較検討した結果、ピュア・ストレージだけ1台のオールフラッシュにまとめることができ、容量が従来と比較して非常に少ないことが確認されました。また、フルクローンシステム下ではピュア・ストレージの重複排除効果が非常に高まり、VDIのファイルサーバや管理サーバを含めて 14倍程度の圧縮率となりました。
2018年3月、近畿ろうきんはFlashArray//mR2の具体的な導入を実施し、移行を開始しました。その結果、データの圧縮率は14対1になり、使用スペースも以前の2ラックから3ユニットに収まりました。また、デプロイメントについては、1台10分弱から10秒程度で完了できるようになるとともに、高速になったことでシェルスクリプトにより約100台のデプロイメントを一気にできるようになりました。職員間でも、待ち時間が無くなったことで、クレームが無くなりストレスの無い利用環境への向上を実現することができました。仮想マシンによる不可も大きく減少し、1,200台の全てを再起動しても、10ミリ秒以下の負荷に収まっています。
今後は店舗だけでなく、本部のパソコンもVDI化する方向で検討しており、今後も庫内ユーザーにとってよりよい環境提供をに向けて、増設を計画しています。
近畿ろうきん 常務理事の宮西 泰樹氏は、次のように述べています。
「FinTechの進展に代表されるように、あっという間に事業環境は変わります。しかし、お客様が当金庫を見る目は一緒です。そこでITの活用は大きな課題になりますが、ストレージはその心臓部、中核になります。今回のピュア・ストレージのオールフラッシュストレージは、私たちの業務に大きく寄与すると考えています」