セキュリティと可用性が保証された方法でデータ保存を行うことで、信頼性を確保できます。効率性を考慮した設計によってインフラストラクチャを最小限に抑え、データの増加率や利用率に対応した環境を構築できます。
ストレージ容量は、ビジネスのニーズに応じてオンデマンドで取得できます。将来を見越して余分なストレージ容量を購入する必要はありません。クラウド・ストレージの機能や柔軟性のメリットを享受できると同時にコスト効率を高めます。CAPEX 消費モデルから脱却し、実際の需要に応じて容量を増減する OPEX* モデルを適用できます。
Purity は、きめ細かく、かつ包括的な、業界屈指のデータ削減技術です。ピュア・ストレージの提供するデータ削減および総合効率は、他のオールフラッシュベンダーの追随を許しません。
5 つのデータ削減テクノロジーを採用しています。
パターン除去:
パターン除去では、ゼロの連続を含め、繰り返し現れる 2 進数のパターンを検出し、除去します。ストレージ容量の節約に留まらず、重複排除スキャナーや圧縮エンジンが処理するデータの削減も行います。
512B アライン、可変長ブロックによる重複排除:
可変長ブロック(4K~32K)による、効率性に優れたインライン重複排除を提供します。フラッシュでは、固定ブロックのアーキテクチャでは見落とされる重複まで削除します。したがって、重複のないデータ・ブロックのみが保存されます。そのうえ、このような容量節約のための調整は一切必要ありません。
インライン圧縮:
インライン圧縮によってデータを削減し、元の形式よりも使用容量を減らすことができます。追加のみの書き込みレイアウトと可変アドレスの使用により、圧縮を最適化します。このことにより、固定ブロック・アーキテクチャに見られるような無駄な容量の発生を防いでいます。ディープ削減との相乗効果により、2 倍~4 倍のデータ削減を可能にしています。また、圧縮はデータベースにおけるデータ削減の主要な手段です。
ディープ削減:
データ削減は、インライン圧縮だけではありません。より高度な圧縮アルゴリズムを適用してインライン圧縮の後処理を行い、データをさらに削減します。他社の大半のオールフラッシュ製品では単一の圧縮アルゴリズムを使用しており、このレベルの削減は困難です。
コピーの削減:
FlashArray™ におけるデータのコピーに関わるのはメタデータのみです。Purityは、データ削減エンジンを活用し、スナップショット、クローン、レプリケーション、xCopyコマンドの、予め重複排除されたコピーを即座に提供します。
多くのベンダーでは、本来の数値を補うために、データ削減率にシンプロビジョニングやスナップによる効果を含めています。一方、ピュア・ストレージでは、データ削減率を厳密に示しています。インラインおよび常時オンのデータ削減技術がインストールベース全体におよぼす効果と、シンプロビジョニングを含んだ場合の効果とを分けて説明しています。
あらゆるアプリケーションやデータタイプでデータ削減が可能ですが、貴社のデータでどれくらい削減が可能かは実際にお試しいただくしかありません。下に示す平均値は、最も一般的な運用事例から導き出されたものです。 ピュア・ストレージが実際にお客様に提供している平均的なデータ削減を示しています。データの重複排除と圧縮の結果です。
環境 |
データ削減 |
|
仮想サーバー環境 |
4~6:1 |
VMwareまたはHyper-Vを利用した仮想サーバー環境に、異種のアプリケーションが混在した状態での削減率です。 |
データベース環境 |
2~4:1 |
OLTP、OLAPはもちろんのこと、データベースでも、驚くほど大幅なデータ削減が可能です。削減の大半は圧縮によるものです。 |
仮想デスクトップ(VDI)環境 |
5~10:1 |
仮想デスクトップは、パーシステントかノンパーシステントかにかかわらず、データセンター内で最もデータ削減率の高いワークロードです。 |
ダウンタイムのリスクを軽減しながら、ミッション・クリティカルなアプリケーションやデータをオンラインで維持し、いつでもアクセスできるようにすることで、事業継続性を維持します。
フラッシュ用に設計された RAID-HA は、3 種類のフラッシュの障害に対する保護を提供します。
Always-On QoS は、ノイジーネイバーを効率的に抑制することで、アレイ上でワークロードが適切な量以上のリソースを使用してしまう事態を防ぎます。ワークロードに対する人為的な制限はありませんが、アレイを最大限有効利用することは可能です。ワークロードの性能を常に最大に保ちます。
FlashArray は、次のような方法で 100% の性能を維持しています。
アクティブ/アクティブの高可用性:
コントローラをクラスタ化する設計のため、1 つのコントローラ、またはコントローラ要素に障害が発生しても、運用には影響しません。
ミラーリングされたNV-RAM:
書き込み I/O は NVRAM モジュールに記録されるため、インフライト状態の書き込みを電源の喪失やデバイスの障害から保護できます。
ホットスワップ可能な構成要素:
DirectFlash™ モジュール、NV-RAM モジュール、コントローラは、ホットスワップして継続的に運用できます。このことは、障害から復旧する際にも該当します。
ステートレスなコントローラ・アーキテクチャ:
障害が発生したコントローラの接続を解除し、新しいコントローラを接続するだけで、FlashArray は正常に動作します。性能への影響はありません。
ピュア・ストレージは、暗号化を常に有効にする設計のため、追加のタスクが発生しません。エンタープライズ・レベルのデータ・セキュリティが組み込まれており、ユーザーの介入やキー管理は不要です。また、バックアップ保護、バックアップ・ソフトウェアの統合、高性能なリカバリ機能により、ランサムウェア攻撃からデータを守ります。コンプライアンス対策も備えています。例えば GDPR 対応では、FIPS 140-2 認定済みの暗号化、AES-256 暗号化(保存データ暗号化: Data at Rest Encryption、性能への影響なし)によってコンプライアンスの維持を支援します。EncryptReduce は、FlashArray からホスト・サーバーへの完全な暗号化と、完全なデータ削減を可能にします。
ストレージ・アレイが数百ものアプリケーションをホストしているような状況では、ダウンタイムは許されません。そのため、業務を中断せずにストレージの管理業務を行えることを保証することが、ピュア・ストレージの製品設計の重要な部分を占めています。
無停止で容量を拡張:
フラッシュの容量をオンラインで追加し、即座に利用できます。
無停止でコントローラをアップグレード:
ストレージの世代が変わる場合も含めて、ダウンタイムなしで性能を強化できます。
無停止でハードウェアを交換:
障害が発生した構成要素の保守や交換をオンラインで実行できます。
無停止でソフトウェアをアップグレード:
ソフトウェアのアップグレードを通じて、新機能やフラッシュ技術の進化を享受できます。その際、可用性だけでなく、アプリケーションの性能にも影響を与えません。
ピュア・ストレージは、保守中でも性能を維持します。FlashArray の I/O 処理は、両方のコントローラの全てのポートでアクティブ/アクティブですが、システムは 1 つのコントローラの処理能力をバックエンドに残しています。そのため、全ての保守操作が性能への影響なく実行できます。
* OPEX の処理には顧客側の監査が必要です。
ピュア・ストレージ製品および認定についてのご質問・ご相談を承っております。ご連絡をお待ちしております。
ライブデモのご用命を承っております。ピュアがいかにしてデータを成果に変えるお手伝いができるかをご説明します。
電話: 03-4563-7443
メディア: pr-japan@purestorage.com
ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社
〒100-0014 東京都千代田区永田町 2 丁目 10-3 東急キャピトルタワー 12 階
03-4563-7443(総合案内)